◆とむワールドとは◆

      

「とむワールド」は写真作家、中村都夢(後述)の数多くの作品
(未発表の作品も含めて)をみなさんに紹介しているスタジオです。

 








中村都夢(なかむらとむ)
1923-1996


学研写真部勤務ののち、1974年フリーの写真家となり「とむワールド」を主宰。
スタッフと共に作る創作人形の愛らしい主人公に
自然を慈しむメルヘンフォトを創りあげた。

そのきっかけについて。
都夢はある里山でカメラに向かっていた。
一休みしていると繁みの中にふと何かの気配を感じた。
しかし何も無い…自分だけの静かな空間が有るだけだ。
その時ひらめいた事。
「自然の中には自分たちには気付かない(小さい人)が居るのではないか…」

想像はそれからそれへと膨らむ。
絵本によくある。
物語にもある。
自分は写真家だからリアルな写真で表現しよう。
問題は主人公の小人達。
妻が人形を作りだしてみる。
試作を沢山作る。
試行錯誤の数年間だった。
「愛らしい小人たち」の形がやっと決まる。

その後、優秀なスタッフにも恵まれて創作の世界も大きく飛躍した。
小人たちとの撮影は春夏秋冬大変だけれど本当に楽しかった。
殊に北関東地方は小人たちが住める豊富な自然がいっぱい有る…という事で
群馬・高崎に居を移した。
1996年73歳で没。

著書は外国を含め24冊。
作品集「小人たちの歌がきこえる」(偕成社)は
1982年イタリアボローニャ国際児童図書展でエルバ賞グランプリを受賞。
カレンダー・ポスター・ジャケット・TV・CF等多く手がけ
子供から大人まで幅広い人気を得ている。




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撮影風景









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