猫探偵ビリー&ベティ


ダウンタウンに程近い 中堅所の探偵 ステファン・ビリー・ベネット
腕はいいのだが依頼と依頼人の選り好みをするので貧乏である
不幸は貧乏と腕を組みスキップしながら扉をノックする イヌも歩けば棒に当たる 依頼は
選り好みしても事件は向こうからやってくる道を歩けば かっぱらい、銀行強盗に出っくわし
喫茶店でサボれば トラックが突っ込んでくる 依頼人がいないので当然ギャラは出ない
今日も今日とてただ仕事 誰が呼んだか名づけたかついたあだ名は
「雌イヌの息子」 「俺はイヌじゃない!猫だ!」 今日も負けイヌの遠吠えがこだまする

ビリー探偵事務所に住み着いた もと浮浪児の ネコ少女 エリザベス・ベティ・ ハート
貰うものはもらうが 賄賂を貰ったからと言って 融通を図るとは限らない「それが大人の世界だって
昨日のTVで大黒屋さんも言ってたわ」 事務所の火事・炊事・洗濯・から事務・客の応対までこなす
有能な秘書 「私のからだはビリーのものよ!」と公言して憚らない がビリーは公式に否定し
周りは ロリコン! 変態! 性的不能者! 鬼畜! 幸せにしろよ! と温かい言葉で祝福する
不幸なのはどちらであろう?